クエン酸の入っている商品って沢山ありますよね。たまたま今日飲んだ「キレートレモン」に「クエン酸1350mg配合」と書かれていたので、ちょっと調べてみました。なんとなく体によさそうなイメージがありますが、実際のところどうなのでしょうか?
クエン酸とは何か
そもそもクエン酸とは何か?という話ですが、「レモン」や「梅干」に含まれるあのすっぱい成分です。
とはいえ、人はクエン酸を摂取しなくても生きていけます。人間には、タンパク質・炭水化物・脂質・ミネラル・ビタミンといった必須栄養素の他に、機能性成分と呼ばれる、必要ではないけれど摂取すると何かしら機能する栄養のことです。この中には硫黄化合物、ポリフェノール、カロテノイド、アルカロイド、アミノ酸、乳酸菌・納豆菌、ビタミン様物質などがあり、その中の1つが「クエン酸」というわけです。
クエン酸が体のメリット
クエン酸というのは、酸性のように見えて実はアルカリ性!細かく言うと、クエン酸が分解すると血液がアルカリ性になります。つまり、酸性のものがアルカリにとけて排出されやすくなります。
ここでメリットになるのが痛風の方。痛風の原因となる尿酸は酸性。よって、アルカリ性の尿に尿酸が溶けて排出され、血中の尿酸値が低下するのです。
もう1つ、実験結果として乳酸が血中に蓄積するような無酸素運動を一定時間した後、<ブドウ糖とクエン酸>もう片方は<クエン酸>を飲んだ場合に、血中の乳酸濃度がクエン酸だけを摂取したほうが下がったという結果がでています。だから「疲労に効く!」と言われているのですが、そもそも乳酸値って食事後も高くなる(マラソン並みとか)らしく、食べた後って別に疲労しないので、乳酸と疲労は関係ないという見解も。諸説出ていますのでここは見解は控えておきます。
クエン酸が体のデメリット
ここで気をつけたいのがデメリット。体外の栄養素にはメリットとデメリットがありますので抑えておきましょう。
クエン酸のデメリットは、「ブドウ糖からエネルギーになるのを抑制する」「脂肪酸がミトコンドリアに入るのを抑制する」こと。
吸収したブドウ糖は、エネルギーとして消費しないと、そのまま脂肪などになってしまいます。また、脂肪酸はミトコンドリアに入りエネルギーとなるのですが、そもそもミトコンドリアに入れないようブロックとなってしまうのです。
なにかと体によさそうなイメージがあるクエン酸ですが、良い部分はあれども、エネルギーを燃やしたいダイエット中の我々にとっては、すこし控えたほうが良いものかもしれません。
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